円満退職するために知っておきたいポイントをわかりやすく解説。退職を伝えるタイミングや上司への伝え方、退職理由、引き止めへの対応、引き継ぎ、有給休暇など、転職前に確認したいことを紹介します。
転職先が決まったり、新しい仕事に挑戦したいと考えたりしたとき、避けて通れないのが現在の会社への退職の申し出です。
「いつ伝えればいい?」
「上司には何と言えばいい?」
「引き止められたらどうしよう?」
など、不安に感じる人もいるでしょう。
退職すると決めたからといって、急に会社へ行かなくなったり、感情的に不満を伝えたりするのは避けたいところです。
円満退職するためには、退職日から逆算して早めに準備し、引き継ぎまで丁寧に進めることが大切です。
退職を決めたら、最初に会社の就業規則を確認しておきましょう。
会社によって、退職を申し出る時期や必要な手続きが定められている場合があります。
特に転職先への入社日が決まっている場合は、現在の会社の退職日との調整が必要です。
有給休暇を取得したい場合も含め、余裕を持ったスケジュールを考えておきましょう。
退職の意思を最初に伝える相手は、基本的には直属の上司です。
上司より先に同僚へ話してしまうと、本人から伝える前に噂として広がってしまう可能性があります。
まず上司に「お話ししたいことがあります」と時間を取ってもらい、落ち着いて退職の意思を伝えましょう。
会社を辞める理由が、人間関係や給与、仕事内容への不満という人もいるでしょう。
しかし、退職時にこれまでの不満をすべてぶつけても、円満退職につながるとは限りません。
「今後挑戦したい仕事がある」
「これからのキャリアを考えて決断した」
など、今後のキャリアを軸に伝える方法もあります。
会社や上司への批判にならないよう、簡潔に伝えることを意識しましょう。
退職理由は「会社への不満」よりも「これからどうしたいのか」を中心にすると伝えやすくなります。
転職先への入社日が決まっていると、「〇月〇日に辞めます」と一方的に伝えたくなるかもしれません。
しかし、担当している仕事や引き継ぎの状況によっては、会社側にも調整が必要になります。
希望する退職日は明確にしつつ、上司や人事担当者と相談しながら手続きを進めましょう。
転職活動中の場合は、現在の会社を退職するために必要な期間も考えて入社日を決めることが重要です。
退職を申し出ると、会社から引き止められる場合があります。
給与アップや異動などを提案されることもあるでしょう。
その場の雰囲気だけで判断せず、「なぜ転職・退職を決めたのか」をもう一度考えることが大切です。
退職の意思が固まっているのであれば、会社への感謝を伝えながら、意思が変わらないことを落ち着いて説明しましょう。
円満退職するうえで特に大切なのが、仕事の引き継ぎです。
自分が退職したあと、後任者が困らないように準備しましょう。
たとえば、
担当している業務
業務の進め方
今後のスケジュール
取引先や関係部署
注意すべきポイント
必要な資料の保存場所
などを整理しておくと、引き継ぎを進めやすくなります。
口頭だけではなく、必要に応じて引き継ぎ資料を作成しておくと安心です。
「自分がいなくなっても業務を進められる状態」にしておくことが、円満退職につながる重要なポイントです。
退職前に残っている有給休暇を取得したいと考える人も多いでしょう。
ただし、退職直前になって突然まとめて休みたいと伝えると、引き継ぎとの調整が難しくなる可能性があります。
退職日・最終出勤日・引き継ぎのスケジュールなどを確認しながら、早めに会社と相談しておきましょう。
退職時には、会社から貸与されているものを返却する必要があります。
たとえば、
社員証
パソコン
スマートフォン
制服
セキュリティカード
鍵
その他の貸与品
などです。
会社によって必要な手続きは異なるため、人事担当者などから案内された内容を確認しましょう。
また、退職後に必要となる書類についても確認しておくと安心です。
退職が決まると、「もう辞める会社だから」と仕事への意識が下がってしまうことがあります。
しかし、退職日まではその会社の社員です。
担当業務や引き継ぎを最後まで行い、お世話になった人には必要に応じて挨拶をしましょう。
将来、以前の上司や同僚と仕事で関わる可能性もあります。
最後まで丁寧に対応することは、自分自身のためにもなります。
転職を考えたからといって、必ず先に会社を辞める必要はありません。
退職してから転職活動をすると時間を確保しやすい一方で、転職先が決まるまで収入がなくなる可能性があります。
働きながら転職活動を進め、内定後に現在の会社へ退職を申し出る方法もあります。
自分の貯蓄や転職活動の状況を考えながら判断しましょう。
退職するときは、会社を辞めることだけではなく、退職するまでの進め方も重要です。
就業規則を確認し、上司への報告や退職日の調整、引き継ぎなどを順番に進めていきましょう。
円満退職のポイントは「早めに伝える・感情的にならない・引き継ぎを最後まで行う」の3つです。
気持ちよく次のキャリアへ進むためにも、現在の会社でやるべきことを整理してから退職日を迎えましょう。